わびさびつくひび。

ことば、おと、しょく、たびなど。

北海道産かお。

東京でのできごと。初対面の方々との懇親の席で、向かいに座る吉岡里帆似の女性から突然、北海道顔ですね、と言われた。えっ?どんな顔やねん、と思うまもなく、となりのキートン似の男性も北海道に住む親戚に似ていて、北海道顔ってあるんですねと納得しながら言う。ぼくの特徴のひとつである色白を言っているのか、本州とは異なる顔立ちにみえるのか、結局はよくわからなかったけれども、そんなことを言われたのは初めてだったので、なんだか不思議だった。

たしかに、濃い目の沖縄とか九州っぽい顔立ちはあるといえばあるし、美人が多い地域とかそうではない地域も傾向があるような気もする。ある地域を代表する顔というのはあるものなのかもしれない。

ぼくは、両親も北海道出身だし、北海道うまれの北海道育ちだ。遺伝的にも環境的にも生粋の道産子なので、気付かぬうちに北海道的な顔になっていたのかもしれない。これって自分では標準語を話してるつもりでも、東京のひとからは北海道弁ですね、と言われてしまうのと似ている気もするなぁ。まあ、突然、群馬顔(馬面みたいに聞こえる)とか山形顔(オニギリ型の顔を想像する)、高知顔(知ったかぶりしてるみたい)とか出自と関係のない顔と言われるよりは、いいかなと思っている。