わびさびつくひび。

ことば、おと、しょく、たびなど。

一休さんに愛を学ぶ。

Twitterで最近のゼクシィの広告が、すこし話題になっていた。同社のキャッチコピーは毎年注目されているが、昭和後期から平成初期に青春時代をすごしたぼくにとっては、結婚をうながすことばとしてストレートには入ってこず、すこし考えて間を置いて、なんとなく理解できる感じ。結婚に対する価値も魅力も時代を映しているのかなと思う。

さて、そのゼクシィのキャッチコピー。

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左下に2018-2019シーズンのコンセプト、

「結婚するとか、しないとか、それよりもただ愛してる。」

 

そしてキャッチは大きく、

「好きだから、好きでないときもあなたといたいと思いました。」

 

Twitterでは、「好き」と「愛してる」の使い分けについて、いろいろとコメントが飛び交っていた。

愛してるから、好きでないときも…の方がわかりやすいとか、愛してないときもだったら、もう関係終わってるよねとか。

ぼくは「好き」の積み重ね(ときには好きじゃないという瞬間も含めて)が「愛してる」をつくるということを言いたいのかなと思った。

これって一休さんの冒頭の歌詞、

「すきすきすきすき すき すき あいしてる」

が全てを言い表している。これも優秀なコピーと言えるかもしれない。