わびさびつくひび。

ことば、おと、しょく、たびなど。

思い出に発見はいらない。

久しぶりに再会した友人とタイムスリップしたみたいに、近況を話すんじゃなく、当時の思い出を語る時間は楽しい。少しというか、かなり盛ったエピソードになったり、勝手にオチがついていたり、アレンジはされているけれど、単純に過去がよみがえってくる。

ぼくは、ここ1年くらいSpotifyを愛用している。毎月980円の出費はなかなか痛いものがあるが、毎日通勤で聴いているので、定額のストリーミングは、かなり便利だ。

iPodで有名な”1000 songs in your pocket” から、今ならダウンロードではないけれど、ネットにさえつながれば、ポケットに何千万曲が入る時代だ。

 

今日、投票に向かう途中、天からの声かわからないけど、ホイットニーが急に聴きたくなった。聴かなくなってもう20年くらいになるのかなぁ、亡くなった後も(今のぼくの年齢で)、CDを引っ張り出して特に聴くことはなかった。デビューアルバムは中学生のときに、おこづかいでレコードを買って聴きまくったくらいだったけど、聴きまくったせいで、もう飽きてしまったのかもしれない。

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久しぶりに聴いたホイットニーの歌声は、ディーバにふさわしく、80年代、たしかに上質な音楽がとても身近にあったんだなぁということを再認識させてくれた。新しい発見はなかったけれど、なんでもかんでも温故知新である必要はないし、ただ思い出すだけで、じゅうぶんだ。また飽きるまでの少しの間、ホイットニーと一緒に通勤しよう。