ふあんだ。
早いもので、息子が中学生になった。
いずれ大きくなる身体を見越して、
ブカブカの学生服に身を包み、
(今は標準服というみたいですね)
小学校からのともだちと毎朝登校している。
新しい先生、新しいクラスメイト、
新しい教室、新しい勉強や部活、
彼のまわりのあらゆるコトが
新しいコトに包まれているようだ。
彼は毎朝、不安だ、不安だ、という。
先生の指示を聞き間違っていないか、
たとえば、ジャージ登校の日に、
間違って学生服で登校したらどうしよう、
とか、必要な持ち物を忘れたらどうしよう、
とか、不安要素は尽きない。
学生服に着替えるとなりで
スーツに着替える僕は、
彼を横目にみながら、
不安だと言いながらも、
何か期待しているくうきも感じ、
頼もしくも感じている、
学生服の黒と、
ワイシャツやカラーの白が相まって、
「ふあんだ」、
っていうパンダのようなキャラを
想像してしまった。
僕は絵心がないので、
だれか「ふあんだ」を描いてくれませんかね?
五月病とかで苦しみそうな人々の、
ちょっとした心の助けになるといいな、
と思う。