わびさびつくひび。

ことば、おと、しょく、たびなど。

北から南へ。

地元、コンサドーレ札幌を盛り上げてくれた小野伸二選手が札幌を離れ、沖縄の地に旅立った。J2からJ1への昇格やJ1での踏ん張りに大きく貢献したのは言うまでもない。

https://www.consadole-sapporo.jp/news/20190854079/

2001年、僕がオランダに住みはじめ、まもなくして小野選手は、浦和からロッテルダムを本拠地とするフェイエノールトへ移籍。翌年の日韓ワールドカップを日本でみられず悶々とした気持ちで渡蘭した僕にとって、それはそれは、うれしいニュースだった。オランダに住む仲間が増えた、と勝手に思っていたし、何より周りから大きな期待をかけられたチャレンジャーとして、日本からやってきた姿に勇気づけられていた。

小野選手はフェイエノールトの中心選手として大活躍。そんな時期のカローラフィールダーのテレビCMは、僕の好きなCMのひとつだ。小野選手と女の子のオランダ語でのやりとりが微笑ましい。使い慣れてない言葉だけど、これがエモいって感じなのかな。このシリーズ、2003年のTCCグランプリ、2004年TCC賞とコピーライター業界で高い評価を得た広告でもある。

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小野選手は、2006年までオランダで活躍、浦和→ボーフム(ドイツ)→清水→シドニーを経て、2014年に札幌へ。沖縄への移籍も21世紀のはじまりに世に出たカローラの有名なコピー、「変われるって、ドキドキ。」みたいな気持ちで決めたのかもしれない。(令和の新時代にも符合する普遍的なコピーだ)

小野選手、札幌を盛り上げてくれ、ありがとうございました。