わびさびつくひび。

ことば、おと、しょく、たびなど。

年齢の功罪。

 

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50近くになると、会社ではそれなりの立場になり、公私ともに年下と接する確率が高くなる。そして歳を重ねるほど、ダメだしをされなくなっている気がする。ふるまいは、昔とそんなに大きくは変わってないのに。むしろ、ほめられちゃったりして。すごいですね、とか、さすがですね、とかとか。

経験が増え、間違いの少ない判断ができるようになったかもしれないけど、決して最適解を導き出しているわけじゃない。立場がひとをつくるというか、見えている範囲が多少広くなっているのかもしれないけど、触れられる情報が若い人とは非対称なだけ、とも思う。

この状態って、楽だし心地いいし、気分もよくなりがちだから、なおさら安住しちゃう。これは、まさにハダカの王様状態になりうるあぶないことかもしれない。王様はハダカだ!と素直に言えるこどもの視点を持たなくちゃいけない。少年の目はいつまでも必要なのだ。