わびさびつくひび。

ことば、おと、しょく、たびなど。

水があうところ。

東京だけでなく、地方都市にも仕事に行くことがある。その土地その土地の雰囲気、方言、食べ物など楽しみ方はたくさんある。また来たいなとか、住むのはちょっとなとか、いろんなことを考えたりするのも楽しい。

なぜだかわからないけれど、ぼくにとって、はじめて会ったのに昔からの知り合いのように仲良くなるひとみたいな場所がある。

富山だ。

富山は古くは北前船、新しくは北海道銀行北陸銀行経営統合など、人的にも経済的にも北海道とのかかわりが深い。それだけが理由ではないとは思ってるけれど。

仕事なので、実はちゃんと観光したことはない。富山駅近くをぶらぶらしたことがあるだけ。でも、食べ物を中心に、空気感とか、なんだかしっくりくる。

ホタルイカイカのいいところがぐっと凝縮していると思うし、白エビは上品だし、かぶら寿司は漬け物の女王だと思うし、玉天は和風マシュマロだし、鱒の寿司や笹寿司は朝ごはんにもぴったりだし、名産も金沢とごっちゃになっちゃってるし、氷見のブリは高くて食べたことないし、大喜のブラックラーメンはしょっぱすぎて完食できないし、と止まらなくなるほど魅力が出てくる。

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いわゆる、水が合う場所なんだろう。水が合うならお湯も合うんだろうな、なんてことを富山きときと空港の一角にあるウォーターサーバをみながら思うひとときだった。

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ソラトヤマという県内の6メーカーが集まって航空機部品を富山から送り出すプロジェクト。立山連峰と飛行機雲をデザインしたシンボルマーク、「空」と「山」を連想するネーミング、どれもシンプルでよいですね。こういう発見も旅の楽しみです。

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