わびさびつくひび。

ことば、おと、しょく、たびなど。

素直になれなくもない。

先日、ある飲み会でプロのコピーライターの方から、コピーを勉強している理由をたずねられた。これは初めてのことではなく、そりゃあ、全く関係のない業界で働いてるおっさんがまさかなぜ?と思うのは無理はないし、今までいろいろなひとから何度も聞かれては、自分なりの理由を答えてきた。

あるときは、コピーライターの書いた本を読んで感銘を受けたから、とか、あるときは、会社で上司に説明や提案するときに一番伝わる表現を磨きたいから、とか。こんな感じでそれなりに答えてきたのだが、なんかいつも、しっくりこない感じがしていて、特にこの間は、ものすごい違和感を覚えてしまったのだ。

またクィーンの話になるんだけれど、昔からクィーンの曲は好きだけれど、聴きすぎちゃいけない、クィーンにはまってますとは言えないと、なんとなく、クィーンに制限をかけていた。映画、ボヘミアンラプソディーが大ブレイクしている中、世の中のクィーン熱が沸騰し、息子もクィーンの曲を毎日かけたり、口ずさんでもいるから、好きか?と聞けば、好きだと答える。素直な気持ちに従うことは、コミュニケーションの一番近道であり、一番伝わる手段なんだろうなぁと気づくのだ。

来年は、なぜ、コピーを勉強するの?と聞かれたら、コピーが好きだから〜、とチャンドンゴンばりに答えよう。好きにフタをするとか、あまのじゃくになったりするのは、もう終わりにしよう。

 

よいお年を。